魔法少女カナタ
<ストーリー>
魔法環境モデル都市……神扉市(かんどし)
そこは新エネルギーである“近代魔法”を始めて観測、
実用化にこぎつけた街である。
魔法が科学的に証明され、魔法は地球上のエネルギーとして
認識されていた。
その技術は瞬く間に世界に普及していった。
神扉市はどこよりも早く神扉学園を設立し、
魔法を理解し正しい方向に使おうと育成に励んでいる。
なぜなら、魔法が発達してから魔法の犯罪が激増している。
その犯罪は一日毎に増えている。それはこの魔法環境モデル都市でも例外ではなかった。
遠野円は神扉学園に通う普通の学生で
いつもの生活を送っていた。
「魔法のことはさっぱりわからん!」
と誰に対して話していたのかはわからない。
そんな彼は歩みを止めていたが、一息ついて歩き始める。
すると、目の前に見知った女の子がいた。
その女の子は神扉学園の学生服を着ていた。
「何やっているんだ、あいつ?」
その女の子は街角の向こう側をキョロキョロと探しているみたいだった。
そんな彼女の肩をトンッと軽く挨拶がてら叩くと
女の子は大きく飛び上がり驚き、恐る恐る俺の方を向いてくる。
「よぉ、なにしてんだ、カナタ?」
「い、いや……なにも……してない」
キョドキョドとするカナタ。
そのカナタの視線は俺の顔と手に持っていたカバンを交互にみやっていた。
「そっか、そっか! 忘れてた。
俺のことを待っていたんだな」
「べ……べつに円を待っていない……
円が持っている『物』に興味があるの」
「そ、そうか」
と俺はカバンの中から巾着袋に包まれた弁当箱を取り出すと
カナタに渡す。
数年前に唯一の家族だった母親を亡くして以来
俺が毎日弁当を作ってきている。
カナタの目は嬉しそうになり、俺の顔を優しく見つめると
「円、いつも……あり、がと」
ニッコリと笑いお礼の言葉を投げてくる。
「ははっ、気にすんなって。
オレが好きでやってるんだから。さぁ学園に行こうか」
「うん」
そういうと、俺とカナタは学園に向けて楽しく登校する。
その日の夕方学園が終わって帰りに買い物を済ませ
帰宅の途につくいていると、一人の男性に出会う。
その人はこの近辺で魔法犯罪者が銀行強盗をしたという噂を聞く。
しかも犯人は未だこの界隈にいるとのことであり
こんな顔をしているとスマートフォンの画面に犯人の顔を写し説明をしてくれた。
その人は俺に忠告をするとその場から立ち去った。
俺も帰ろうとすると、歩みを進めていると
さっきスマートフォンで見た顔の男がこっちに向かって歩いてくる。
俺はその顔に驚き足がすくむ。
俺の目はその男をずっと追っていた。
(ま、まさかあの男って)
そんな時、その男と目が合うと自分が犯人とばれてしまっていることに気づく。すると手のひらから火の玉を出現させると
それを俺に向けて放つ。
その火の玉ははかろうじて俺の顔面の横を通り過ぎては地面をえぐる。
「おいおい、いきなり魔法をぶっぱなす奴がいるかよ!
そんなの当たってたら俺の顔が無くなってたぞ!」
男が舌打ちをし、再度俺に向かって先ほどとは比べ物にならないくらいの火の玉を出現させ、俺に向かってそれを投げつける。
(あ、俺死んだわ……)
俺は瞬時に目を閉じてしまう。
そんな時、俺の後方からビュンっという風がうねる音が
聞こえる。その風は俺の横をとおり過ぎると
腕をひとふりすると火の玉は掻き消える。
火の玉が消えた瞬間鈍い音が聞こえる。
ドゴォッ!
それは風の主が魔法犯罪者の男を殴り飛ばした音であった。
その鈍い音を聞いて、「あれ?」っと思った俺は目を閉じると
目の前には両腕に3本の鉤爪をした手を持ち、魔法の光に包まれた衣装……そしてたなびくマフラーをした人がたっていた。
俺は、助かったと安堵をする。
だが、その安堵もすぐに驚きに変わるのであった。
俺を助けてくれた人がこちらを振り向く。
その顔に俺は衝撃を受けた。そういつも見ている顔であったからだ。
「カナ……タ?」
「ま、円、どうして……?」
「やっぱりカナタか! どうしてって、
それはこっちのセリフだ! お前何やってるんだ!」
「な、なにって……」
俺はカナタに問い詰めるように迫る。
カナタは困惑している。どう説明するのかどうやったら俺に理解してもらえるのかと。
そんな俺らは自分たちのことしか考えられない。
俺の一方的な質問攻めにタジタジなカナタをよそに、
殴り飛ばされた男が意識を取り戻す。
「いってぇ~、あいつらふざけやがって……
絶対に殺してやる……へへ、俺の火の魔法で
消し炭に変えてやる」
その男は最大限に高めた火の魔法を唱える。
その魔法は俺らや周辺を巻き込み業火の海が勢いよく迫る。
俺とカナタが気づいたときには遅かった。
それに気づいた俺はパニックに陥る。
「え、ちょ!? もうピンチ!」
そんな俺にカナタは優しく抱きつき
子供を落ち着かせるようににこりと暖かな笑みを浮かべる。
「大丈夫……円は守るっ!」
カナタは俺をみつめると、
「サテュルメ・マグネシア・タイプAzΩTh、起動っ!!」
カナタを中心に徐々に光に包まれていく。
光に包まれカナタの温もりを感じ俺の意識は徐々に薄らいでいく。
「カ、ナ……タ?」
語りかけても
『大丈夫だよ』
カナタは俺に再度優しい言葉を投げると
俺の意識は暗闇の底に沈んでいった。
-*-*-*-
数時間後俺は意識を取り戻す。
だが、俺は驚愕することになる。
「なっ、なっ、なっ、なっ、なっ、なっ、なっ!!
なんだコレッ!!!?」
「オ、オレ、女のコになってる……」
鏡の前で俺は大声を上げていた。
鏡に映っているのは遠野円ではなく、神余カナタであった。
なんでこんなことになっているのだと困惑する。
そこから当たり前だった日常が一変する。
俺はカナタになり不慣れな女のコの身体での生活を強いられる。
それは、カナタを知る始まりでありであった……。
あの時見せたカナタの姿、そして女の子の快感……
果たして元の姿にもどれるのであろうか!?
魔法環境モデル都市……神扉市(かんどし)
そこは新エネルギーである“近代魔法”を始めて観測、
実用化にこぎつけた街である。
魔法が科学的に証明され、魔法は地球上のエネルギーとして
認識されていた。
その技術は瞬く間に世界に普及していった。
神扉市はどこよりも早く神扉学園を設立し、
魔法を理解し正しい方向に使おうと育成に励んでいる。
なぜなら、魔法が発達してから魔法の犯罪が激増している。
その犯罪は一日毎に増えている。それはこの魔法環境モデル都市でも例外ではなかった。
遠野円は神扉学園に通う普通の学生で
いつもの生活を送っていた。
「魔法のことはさっぱりわからん!」
と誰に対して話していたのかはわからない。
そんな彼は歩みを止めていたが、一息ついて歩き始める。
すると、目の前に見知った女の子がいた。
その女の子は神扉学園の学生服を着ていた。
「何やっているんだ、あいつ?」
その女の子は街角の向こう側をキョロキョロと探しているみたいだった。
そんな彼女の肩をトンッと軽く挨拶がてら叩くと
女の子は大きく飛び上がり驚き、恐る恐る俺の方を向いてくる。
「よぉ、なにしてんだ、カナタ?」
「い、いや……なにも……してない」
キョドキョドとするカナタ。
そのカナタの視線は俺の顔と手に持っていたカバンを交互にみやっていた。
「そっか、そっか! 忘れてた。
俺のことを待っていたんだな」
「べ……べつに円を待っていない……
円が持っている『物』に興味があるの」
「そ、そうか」
と俺はカバンの中から巾着袋に包まれた弁当箱を取り出すと
カナタに渡す。
数年前に唯一の家族だった母親を亡くして以来
俺が毎日弁当を作ってきている。
カナタの目は嬉しそうになり、俺の顔を優しく見つめると
「円、いつも……あり、がと」
ニッコリと笑いお礼の言葉を投げてくる。
「ははっ、気にすんなって。
オレが好きでやってるんだから。さぁ学園に行こうか」
「うん」
そういうと、俺とカナタは学園に向けて楽しく登校する。
その日の夕方学園が終わって帰りに買い物を済ませ
帰宅の途につくいていると、一人の男性に出会う。
その人はこの近辺で魔法犯罪者が銀行強盗をしたという噂を聞く。
しかも犯人は未だこの界隈にいるとのことであり
こんな顔をしているとスマートフォンの画面に犯人の顔を写し説明をしてくれた。
その人は俺に忠告をするとその場から立ち去った。
俺も帰ろうとすると、歩みを進めていると
さっきスマートフォンで見た顔の男がこっちに向かって歩いてくる。
俺はその顔に驚き足がすくむ。
俺の目はその男をずっと追っていた。
(ま、まさかあの男って)
そんな時、その男と目が合うと自分が犯人とばれてしまっていることに気づく。すると手のひらから火の玉を出現させると
それを俺に向けて放つ。
その火の玉ははかろうじて俺の顔面の横を通り過ぎては地面をえぐる。
「おいおい、いきなり魔法をぶっぱなす奴がいるかよ!
そんなの当たってたら俺の顔が無くなってたぞ!」
男が舌打ちをし、再度俺に向かって先ほどとは比べ物にならないくらいの火の玉を出現させ、俺に向かってそれを投げつける。
(あ、俺死んだわ……)
俺は瞬時に目を閉じてしまう。
そんな時、俺の後方からビュンっという風がうねる音が
聞こえる。その風は俺の横をとおり過ぎると
腕をひとふりすると火の玉は掻き消える。
火の玉が消えた瞬間鈍い音が聞こえる。
ドゴォッ!
それは風の主が魔法犯罪者の男を殴り飛ばした音であった。
その鈍い音を聞いて、「あれ?」っと思った俺は目を閉じると
目の前には両腕に3本の鉤爪をした手を持ち、魔法の光に包まれた衣装……そしてたなびくマフラーをした人がたっていた。
俺は、助かったと安堵をする。
だが、その安堵もすぐに驚きに変わるのであった。
俺を助けてくれた人がこちらを振り向く。
その顔に俺は衝撃を受けた。そういつも見ている顔であったからだ。
「カナ……タ?」
「ま、円、どうして……?」
「やっぱりカナタか! どうしてって、
それはこっちのセリフだ! お前何やってるんだ!」
「な、なにって……」
俺はカナタに問い詰めるように迫る。
カナタは困惑している。どう説明するのかどうやったら俺に理解してもらえるのかと。
そんな俺らは自分たちのことしか考えられない。
俺の一方的な質問攻めにタジタジなカナタをよそに、
殴り飛ばされた男が意識を取り戻す。
「いってぇ~、あいつらふざけやがって……
絶対に殺してやる……へへ、俺の火の魔法で
消し炭に変えてやる」
その男は最大限に高めた火の魔法を唱える。
その魔法は俺らや周辺を巻き込み業火の海が勢いよく迫る。
俺とカナタが気づいたときには遅かった。
それに気づいた俺はパニックに陥る。
「え、ちょ!? もうピンチ!」
そんな俺にカナタは優しく抱きつき
子供を落ち着かせるようににこりと暖かな笑みを浮かべる。
「大丈夫……円は守るっ!」
カナタは俺をみつめると、
「サテュルメ・マグネシア・タイプAzΩTh、起動っ!!」
カナタを中心に徐々に光に包まれていく。
光に包まれカナタの温もりを感じ俺の意識は徐々に薄らいでいく。
「カ、ナ……タ?」
語りかけても
『大丈夫だよ』
カナタは俺に再度優しい言葉を投げると
俺の意識は暗闇の底に沈んでいった。
-*-*-*-
数時間後俺は意識を取り戻す。
だが、俺は驚愕することになる。
「なっ、なっ、なっ、なっ、なっ、なっ、なっ!!
なんだコレッ!!!?」
「オ、オレ、女のコになってる……」
鏡の前で俺は大声を上げていた。
鏡に映っているのは遠野円ではなく、神余カナタであった。
なんでこんなことになっているのだと困惑する。
そこから当たり前だった日常が一変する。
俺はカナタになり不慣れな女のコの身体での生活を強いられる。
それは、カナタを知る始まりでありであった……。
あの時見せたカナタの姿、そして女の子の快感……
果たして元の姿にもどれるのであろうか!?